救世軍が120周年記念セミナー 水谷潔氏「危機感共有し、子ども大切に」 2015年6月27日

 救世軍(司令官・勝地次郎中将)は、日本での活動が120周年を迎えることを記念し、5月3~5日、「明日へのチャレンジ 新たな道を」を主題としたセミナーを千葉県成田市のホテルで開催した。全国の小隊、社会福祉施設、病院などから160人が参加した。

 「過去に学ぶ」をテーマとした講演では、吉田眞中将が「その時救世軍は」、張田和子中将が「女性指導者に学ぶ」と題して、日本での救世軍の歴史について語った。

 「今を知る」がテーマのプレゼンテーションでは、国際協力機構(JICA)との協力事業に2006年度から約6年間携わった樋口潔兵士が、パプアニューギニアでの地域開発について報告。また、東日本大震災の救援・支援活動について、那倉基夫プロジェクトオフィサーが報告し、石川一由紀少佐が総括した。

 全体講演「未来にはばたく」では、講師の水谷潔氏(日本福音キリスト教会連合春日井聖書教会協力牧師)が、「救世軍は、その信仰が具現化(物質化)されたものを持っている」と述べ、救世軍への期待や可能性、向き合うべき課題について話した。

 同氏は、高齢者や若者の奉仕の場を救世軍に求めたほか、外国人労働者の定住化が進む中で生じる新しいニーズに対応した支援の可能性に言及。また、養子縁組に対する働きかけ、人身売買問題への取り組み、性的少数者への対応にも期待を寄せた。

 その上で、日本の諸教会が存続の危機にあることを指摘。「併牧、夫婦別教会、引退牧師の奉仕延長で緊急対処をしているが、これが恒常的体制に移行すると、次世代、次々世代がいなくなってしまう」と述べ、「健全な危機感」を共有して、子どもや青年を大切に育てていくことを推奨。「子ども、中高生、青年を人格として愛してほしい。一人ひとりの名を挙げて祈り、会うたびに、機能や役割の言葉ではなく、彼らの心に寄り添う語り掛けをしていってほしい」と訴えた。

 参加者は八つのテーマに分かれて分科会を行い、学びを深めた=写真。

 

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