この時代に見張り人として立つ 日本同盟基督教団が戦後70年宣言 2015年7月18日

 日本同盟基督教団(中谷美津雄理事長)は、「『教会と国家』に関する戦後70年宣言文―この時代に見張り人として立つ―」を7月6日付で発表した。四つの項目を示して、戦後70年を迎える今年、あらためて「神である主への悔い改め」と、「平和をつくる者としての使命」を宣言した。

 「1.日本同盟基督教団の罪責告白」では、1991年の「宣教100周年記念宣言」で、同教団が太平洋戦争時に教会の自律性を失い国策に協力した罪を悔い改め、イエス・キリストこそ唯一の主権者であると告白したことに言及。また、96年の「宣教105周年記念大会」の宣言で、アジアの人々に偶像礼拝の強要と侵略の罪を犯したことを告白し、「福音にふさわしい内実を伴ったキリストの教会へと変革されること」を願ったことを紹介した。

 「2.福音派キリスト教会の誓約」では、74年の第1回世界伝道会議で採択された「ローザンヌ誓約」に言及。ここに誓約された「伝道と社会的政治的参与」をキリスト者のつとめとすべく積極的に努力してきたとし、68年の「靖国神社国家護持法案」に対する反対決議、74年の「靖国神社法案に反対する声明」を挙げた。

 「3.戦後50年から20年」では、95年以降の20年間について、「結果的にはローザンヌ誓約で謳われている『キリスト者の社会的責任』を押し広めて来ましたが、全教会的に浸透するまでには十分ではなかった」と告白。改憲の動き、学校現場における国家主義的動向、河野談話や村山談話を否定するような動きが見られることや、民族差別、沖縄への米軍基地の押しつけ、原発再稼働への動きなどを懸念した。

 「4.過去を胸に刻み、将来に向かって」では、「改めて、私たちの教団が犯した偶像礼拝と侵略戦争への加担、という過去の罪を忘れるのではなく、心に刻むことで、私たちの国が侵略し、蹂躙した国々の人々に対して心からの和解を求めていきたい」と宣言。「私たちが過去の罪を心に刻み続けるのは、その罪が主イエス・キリストの十字架で流された血潮によって贖われたことを思い出すため」と述べた。

 最後に、「国家に対して『見張り人』として立てられたことを自覚し、主に代わって国家に警告を与えることによって、神の国の拡大のために、私たちに与えられた宣教の使命を果たして行くこと」を表明した。

 

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