安保関連法案でキリスト者も集会 朝岡氏〝祈りは「最初の一歩」〟 2015年8月1日

 安全保障関連法案が7月16日に衆議院を通過した。これに先立つ13日、剣によらない真の平和を求める祈りをささげようと、衆議院第一議員会館(東京都千代田区)に牧師や信徒ら125人が集まり、祈りの集い「7・13 Peace Makers’ Prayer Meeting @国会」が開催された=写真右。

 この集会は、朝岡勝氏(日本同盟基督教団徳丸町キリスト教会牧師)を代表に、安海和宣(単立東京めぐみ教会牧師)、大嶋重徳(キリスト者学生会副総主事)、柴田智悦(日本同盟基督教団横浜上野町教会牧師)、野田沢(学生キリスト教友愛会主事)、星出卓也(日本長老教会西武柳沢キリスト教会牧師)の各氏が実行委員会として主催したもの。「憲法9条にノーベル平和賞を」実行委員の鷹巣直美氏(日本バプテスト教会連合大野キリスト教会員)も参加して証をした。

 「特定秘密保護法に反対する牧師の会」共同代表の安海氏は、同会が昨年6月から国会議員に対する要請行動を行い、これまでに延べ97人の議員事務所を訪れ、その中の12人と面会したことを紹介。

 議員要請の意義として、「キリスト者としての考え、価値観、願いを届けること」「祈ること」「聖書の言葉を届けること」の3点を挙げ、「わたしたちの祈りを待っていて、聴いてくださっている神さまがいる。この神さまに向かって心から祈りの声をあげていきたい」と呼び掛けた。

 祈りの奨励を行った朝岡氏は、政治や社会に関わる働きをしていると、応援の声が寄せられる一方で、「どうして牧師がそのようなことをするのか」という批判を受けることや、「反日左翼牧師」と言われることもあると明かし、「わたしたちもこの国のために憂いて祈りの中にあるという意味では、この国を愛する者の1人」と話した。

 「平和の問題は決して遠い話ではない。わたしたちの日々の祈りと平和のための祈りはつながっている。その祈りをあらためて真剣に祈る者でありたい」と述べ、「祈っているだけでは何も変わらない」という声に対しては、「祈らなければ何も変わらない」と主張。

 祈りは「最後の手段」ではなく「最初の一歩」であり、法案が採決されても祈りは無駄ではないと述べ、「今日から新しく祈り始める。何度でも何度でも祈りの声を上げ続ける。そして祈る中で導かれるところへ勇気を出して進んでいく。わたしたちは神さまにしがみつくようにして、この祈りをささげていく者でありたい」と訴えた。

 参加者は、「平和を求める私たちの祈り」という祈祷文に合わせて、「この国に立てられた為政者に、あなたの恵みを注いでください」「この国に生きる一人ひとりに、あなたのあわれみを注いでください」「世界の国々に生きる人々に、あなたの祝福を注いでください」と、祈りを合わせた。

 特別委員会での採決が行われた7月15日には、日本弁護士連合会主催によるシンポジウム「安全保障法制の問題点を考える」が弁護士会館(東京都千代田区)で開催され、東京新聞論説委員の半田滋氏、元陸上自衛隊・レンジャー隊員の井筒高雄氏が講演したほか、リレートークでは日本カトリック司教協議会会長の岡田武夫氏(東京教区大司教)も登壇した=写真左上。

 岡田氏は、「預言者の務めを担う教会は、神のみ心に背くと思ったことについては発言しなければならない。主義や主張、宗教の違いを超えて、生命尊重と人間の尊厳を守るために力を合わせよう」と呼び掛けた。
 会場では、今年2月にカトリック司教団が発表した小冊子「戦後70年メッセージ」も配られた。

 

 国会議事堂周辺で強行採決に抗議する学生ら。多くのキリスト者も隊列に加わった(撮影=山名敏郎)

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