都教職員有志がメッセージ 〝教室に平和の種を〟1千人超が賛同 2015年9月12日

 安保関連法案に危惧を抱く東京の教職員有志が8月20日、「TOLDs(トールズ)」と名乗る団体を立ち上げ、都庁記者クラブで会見を開いた。「TOLDs」は、東京(TO)のリベラル(L)でデモクラティック(D)な先生(s)の略で、すでに国会前などで抗議活動を展開する学生団体「SEALDs(シールズ)」にあやかったもの。

 同法案をめぐっては中高年による「MIDDLEs(ミドルズ)」や「OLDs(オールズ)」、高校生による「T―nsSOWL(ティーンズソウル)」、海外在留邦人による「OVERSEAs(オーバーシーズ)」なども立ち上がっている。

 呼びかけ人には、キリスト者教員として日の丸・君が代の強制に反対し、「予防訴訟」の原告にもなった岡田明氏(都立野津田高校教諭、日本福音キリスト教会連合主都福音キリスト教会員)のほか、井黒豊氏(都立足立工業高校教諭)、加藤誠氏(都立六郷工科高校教諭)が名を連ねた。

 3人の呼びかけをもとにブログ(http://www.tolds20150815.blogspot.jp/)を介して賛同を募ったところ、8月30日までに全国の教員ら1340人が賛同を表明している(東京の教員・元教員407人、他府県の教員・元教員207人、それ以外726人)。

 この日、発表した「戦争を知らない教員たちからのメッセージ」では、「戦時下、教員は『お国のため』と称し、教え子を戦争に駆り立てました。学校教育が『軍国少年・少女』をつくったのです。教員は国民を戦争に総動員する戦争加担者でした」とし、この反省に立って「不戦の誓いを新たにし、戦争の芽を摘み取り、これからも教室に平和の種を蒔いていく決意をする」と宣言している。

 会見で岡田氏は、「学校教育法、地方公務員法、(教育公務員)特例法、人事院規則などの運用方針に従い、『憲法を遵守する』という一点で教員にできる活動をしていく」「職場の自由が失われる中、教師が行動することで、若い人たちも自由にものが言えるようになれば」と語った。

 

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