日キ教会が50年ぶり信徒大会 大阪・世代超え950人超が参加 2015年10月17日

 日本キリスト教会(田部郁彦大会議長)は9月22~23日、1964年以来、約50年ぶりとなる信徒大会を大阪国際交流センター(大阪市天王寺区)で開催した。全国の所属教会から950人を超える牧師や信徒が集まり、「宣教の新たな展開を祈り求めて」という主題のもと、親睦を深めた。

 記念公演を行った久野牧氏(函館相生教会牧師)は、日本基督公会時代から日本基督教団への「合同」を経て、信仰告白をもとに離脱し、今日に至る歴史を概観した上で、「一部の教会を除き、教団設立に至る過程において預言者的使命を果たせなかったことに対する悔い改めの視点は弱かった」と指摘。

 改めて、同教会が憲法第1条に掲げた「一つの聖なる公同の使徒的」教会であることの意味について解説し、現住陪餐会員、礼拝出席者、日曜学校平均出席者などの推移をもとに現状を分析しながら、新たな宣教の展開を目指すために「教会理解の再吟味が必要」と訴えた。

 「分析と考察は必要だが、あまり自虐的に批評しなくていい。わずか60年間の数値化できる項目のみにとらわれると、教勢の維持・人数の確保のみを目的としてしまうことになる。かつてのピーク時が、必ずしも理想の状態ではない。『昔はよかった』という回顧主義を克服し、神が教会の現実をとおして示しておられることは何かと問うべき」

 さらに、今後の教会の課題として、「若い世代に、教会のさまざまな務めを委ねる信頼と大胆さを持つこと」「神学校のあり方や青年の育成に関して、謙虚に、かつ大胆に他教派から学ぶこと」を挙げた。

 初日夜には、「伝道におけるITの活用」「教会とキリスト教学校の関係について」「讃美歌21について」「教会の不振をどう認識し、どう打開するか」などのテーマ別に懇談会が開かれ、青年、子ども向けのプログラムも併催されたほか、2日目には横浜海岸教会で受洗した松田亜蘭氏(バス・バリトン)が特別賛美をささげた。

 参加者からは、「50年を待たずに再度集まりたい」との声も聞かれた。

 

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