「牧師の会」国会で野党議員を訪問 安保法案成立で共闘呼びかけ 2015年10月24日

 特定秘密保護法に反対する牧師の会(朝岡勝、安海和宣共同代表)は9月30日、「安全保障関連法案の成立にあたって」とする声明を発表し、野党の主要議員に届ける活動を始めた。

 同声明は、9月19日の「成立」を受けて発表されたもので、イザヤ書の「二度と戦いのことを習わない」(2・4)が、憲法前文の精神と共鳴するものだとし、「愛、喜び、平安、寛容、親切、善意、誠実、柔和、自制」(ガラテヤ書5・22、23)の心を持ち、「信仰と希望と愛」(Ⅰコリント13・13)をもって、「平和を作るために祈り、働いていくことをここにあかしする」と宣言している。

 同会は国会で法案が審議されている間も、衆参両議院特別委員会の委員、閣僚、野党党首など計135人の議員事務所を訪ね、要請を繰り返してきた。

 9月30日は民主党顧問の海江田万里氏、10月1日には日本共産党委員長の志位和夫氏と懇談=写真=し、安保法制廃止への展望と、そのための野党共闘について意見を届けた。共同代表の安海氏のほか、呼びかけ人である城倉啓、川上直哉、杉浦紀明、星出卓也の各氏が参加した。

 海江田氏は野党共闘について「おおむね賛成」としながらも、党内に温度差があることを示唆した上で、「同じ志をもつ他の宗教とも連帯して運動することが大切。一緒に平和な社会をつくるためにがんばりましょう」と同会にエールを送った。

 志位氏は、共産党が提案した「国民連合政府」について説明し、「本気で『戦争法』を廃止しようと思ったら、多少の意見の違いはあっても選挙協力をして暫定政府をつくるしかない」と訴えた。

 また、バッハのマタイ受難曲を暗記するほど愛好しているという同氏は、子どもをキリスト教系の幼稚園に通わせていたことがあり、初出馬した当時は関係者にも応援してもらったと打ち明け、「神さまには借りがある」と場を和ませた。

 同会は今後も、安保関連法案の廃案を訴え、野党各党の議員らを訪問することにしている。

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