「季刊『教会』」100号で記念礼拝 歴代編集委員らが25年の歩み回顧 2015年11月14日

 1990年11月に創刊された雑誌「季刊『教会』」(日基教団改革長老教会協議会・教会研究所発行)が、今年8月で100号となることを記念し10月26日、日基教団青山教会(東京都港区)で礼拝と感謝の集いを開催した。歴代の編集委員として携わった牧師ら約50人が参加し、25年にわたる出版活動を回顧しつつ互いの労苦を慰労し合った。

 記念礼拝で「真理の言葉を正しく伝える者となりなさい」と題し、テモテへの手紙二(2・14~19)から説教した井ノ川勝氏(日基教団金沢教会牧師)は、同誌の歩みを「日本キリスト教出版史において一つの足跡を刻むことになった」と振り返り、「パウロが戒めた『俗悪な無駄話』とは、身内だけに通じる新奇な言葉。わたしたちは『真理の言葉を正しく伝える者』として、受け継がれてきた『健全な教え』をより多くの人々に通じる言葉に言い換える必要がある」と語った。

 創刊時から長く編集主幹を務めた芳賀力氏(東京神学大学学長)は感謝の集い=写真=で、「志が同じだけでなく、背後に教会的な交わりがあったこと」や「牧師だけでなく長老にも協力を仰いだこと」を他誌との違いとして挙げ、執筆者をめぐる編集会議での議論や原稿を集める苦労などについて打ち明けた。

 来賓として祝辞を述べた教文館社長の渡部満氏は、創刊号からの一読者として「正直、雑誌を読むのは得意ではないが、本誌だけは唯一毎号読んでいる」と評価。加えて、「日基教団内では長老制を理想化しすぎているのではないか。改革派神学の伝統を継承する教団以外の教会ともさらに対話し、日本における長老制を新しく創り出していく方が生産的ではないか」と提起した。

 100号の巻頭言で芳賀氏は、「わが国の行く末を見据えながら、さらに活発に教会の声を社会に届け、もって『社会の木ぼく鐸たく』(植村正久)となる道程をこれからも歩み続けてほしいと思う」と結んでいる。

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