国家晩餐祈祷会開催に向けて 日本CBMC理事長・近藤高史氏が抱負語る 2016年2月20日

 第16回の国家晩餐祈祷会(日本CBMC主催)に向けて、2016年1月に、CBMC前理事長の井上義朗氏より大会委員長を引継いだ近藤高史新理事長=写真=にインタビューし、抱負を語ってもらった。

 CBMCはConnecting Business and Marketplace to Christ(ビジネスとマーケットプレイスをキリストに)の略称。1930年にアメリカ・シカゴの小さな集会から発足し、現在はアメリカや韓国、台湾、インド、そしてアフリカやヨーロッパの国々を合わせ97カ国で支部を持つキリスト者実業家から構成されている宣教団体。

 この度日本CBMCが主催する国家晩餐祈祷会の実行委員会は理事長の近藤氏をはじめ、副理事長の青木仁志氏(アチーブメント株式会社代表取締役社長)、東京中央支部副会長の佐佐木ジョシュア氏、東京ピースクリエイター支部長の森敬子氏らが中心となって準備を進めている。国家晩餐祈祷会は例年400人ほどの参加がある。

 近藤氏が過去15年間関わっている体験の中で、11年3月11日の東日本大震災の日は忘れられないと言う。揺れが起きた時、会場の京王プラザホテルで同祈祷会のリハーサルの真っただ中だった。非常事態の中、開催中止を検討したが、ホテル側とも相談し開催を決行した。当日の参加者は予定されていた400人のうち、スタッフを合わせても80人ほどだった。食事は出せず、ホテルに申し入れてせめてもの思いでグラス1杯の水をふるまった。「照明も暗く、余震が続く中、広い会場の中で少人数だったが祈祷をささげたことが、忘れられません」と語る。

 そして、震災を経て東北でのボランティア活動を日本国際飢餓対策機構を通して従事することになり、地域と教会の支援を行った。それまで社長を務めていた自営の印刷会社を実妹に譲り、現在は日本国際飢餓対策機構特命大使、日本CBMC理事長、また日本国際ギデオン協会全国会計など、三足のわらじを履く生活が続いている。東京、大阪、名古屋を移動しながらの仕事に加え、飢餓対策特命大使として海外の現状を視察し、その報告を全国の教会や学校でも話をする機会が多い。「わたし自身、若い頃は高校を中退して、放蕩息子だった」と語る近藤氏、留学先のアメリカ・サンフランシスコでクリスチャンの友人に教会に誘われて、導かれたと振り返る。

 16年、年明け早々にバヌアツ共和国を訪れた。バヌアツ共和国は15年3月にサイクロンの災害に見舞われ、被害者総数は全人口約25万人の半分以上の16万6千人。インフラも大きなダメージを受けた。当時、日本国際飢餓対策機構は現地からの要請に応えるために、食料支援としてパン・アキモトからパンの缶詰などその他物資の提供を受け、被災者に届けた。今回、バヌアツ共和国のロンズデール大統領より感謝を伝えたいとのことで招待され、面会が実現した。大統領は牧師であったことから、災害時や政治的な混乱にあるとき、国のため祈ることも自らの務めだと語ったと言う。

 国のために、指導者たちのために祈る会として起こされたCBMCの祈祷会、アメリカや韓国では、オバマ大統領、朴槿恵大統領をも招いて開催されている。アメリカの大統領朝餐祈祷会では延べ3千人もが参加し、ダライ・ラマが招待され、イスラム教徒らも同席する。韓国では、大統領の都合に合わせて、2~6月の期間中に開催され、最高裁判官、軍のトップも招かれている。日本ではクリスチャン四代目の石破茂氏や国会議員らが参加している。

 近藤氏は、日本でも時の首相が参加できるような会にしたいと語る。「究極的にはみ言葉そのものを届けることが使命であり、CBMCや国際飢餓対策、ギデオンの働きは、車の両輪のようにそれぞれ連携して動いている」として、「国家晩餐祈祷会は1年間祈り続けることのスタート地点」と語った。

 CBMCは、ビジネスを宣教のためのツールとして捉え、ビジネスでの成果を宣教に役立たせることを使命として掲げている。中国への宣教を、ビジネスを通して拡大できることを願ってもいる。発足当初、CBMCはChristian Business Men’s Committee(クリスチャン実業人会)であったが、昨今では世界のCEOの40%近くが女性であることから、名称変更された。今では、実業人だけでなく、主婦も招かれている。

 第16回の国家晩餐祈祷会は3月25日(金)に東京・新宿の京王プラザホテルで開催される。メインスピーカーは東京基督教大学学長の小林高徳氏。問い合わせは、日本CBMC事務局(℡052・265・8575または090・8475・5510)まで。

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