青年3人が政治との関わり方を吐露 西東京教区〝この地上をあきらめない〟 2016年2月27日

 日基教団西東京教区社会部委員会(坂下道朗委員長)は2月11日、同教団吉祥寺教会(東京都武蔵野市)で「その時、キリスト者青年たちは…――混迷の日本社会にあって」と題する「信教の自由を守る日」集会を開催した。今年は、牧師や研究者1人の話を聞くという講演会ではなく、学生団体有志からキリスト者の青年3人を招き、それぞれが何を思い、政治とどう関わり、何を感じているかを分かち合った。例年を上回る約120人が参加し、若者の声を聞きたいというニーズの高さをうかがわせた。

 国会前での祈祷会「希望を告白する朝」を企画する男性は、「周りの友人は『おいしいものを食べる』『友だちと遊ぶ』ことが希望だと言うが、漠然とした不安を通奏低音のように聞きながら、目の前の刹那的な満足で食いつないでいるような状況。現状は悪くなっているが、それでもなお希望を告白できるかどうかが問われている。主の祈りの『み国が来ますように』は、この地上をあきらめないという祈り」と語った。

 国会前のデモに参加し、スピーチした経験もあるという女性は、「『信仰か政治か』という葛藤はあるが、沖縄で聞いたある牧師の『教会派か社会派かではなく、私はキリスト派だ』という言葉に励まされている。イエスは苦しみのある現場に出ていき、必要なことをはっきりと語られた。わたしたちはあらゆる所に和解の器として出ていける。それぞれの良心と信仰に従った言葉を発していくことが大事」と、キリスト者の役割と可能性を語った。

 「政治に関心を持つと疲れるから考えたくなかった」という男性は、自身が活動するスタンスを「一人の信仰者として神に従う方法の一つに過ぎない。『例外的にがんばっている人』と見られることは残念」と話す。「どんなに目が開かれても、楽な方向に戻ろうとする力が働くが、それを押しとどめているのは礼拝。み言葉に生かされ、従っていく者として生きていきたいと立ち返らされる」と加えた。

 会の終了後も、多くの参加者が3人の前に列をなし、さらに質問や意見交換を続けていた。

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