〝宗教抜きに真の解決なし〟 日本宗教連盟70周年記念式典で杉谷義純氏 2016年5月28日

 日本宗教連盟(齋藤明聖理事長)は4月14日、築地本願寺(東京都中央区)で「創立70周年記念式典」を開催し、諸宗教の関係者ら約120人が参加した。同連盟は、1946年6月2日の創立以来、信教の自由の尊重と擁護、政教分離の原則のもとに、宗教文化の振興を図り、道義に基づく豊かな社会の形成に寄与し、世界平和の確立に貢献することを目的として活動している。

 日本キリスト教連合会、教派神道連合会、全日本仏教会、神社本庁、新日本宗教団体連合会の5団体で構成され、現代社会が直面する諸問題について、シンポジウムなどをとおして問題提起を行ってきた。

 記念式典は、カトリック東京教区大司教の岡田武夫氏によるあいさつと平和への誓いを込めた黙祷で開会。文部科学大臣の馳浩氏(代読)、世界宗教者平和会議(WCRP)日本委員会理事長の杉谷義純氏、全国教誨師連盟理事長の近藤哲城氏が来賓として祝辞を述べた。馳氏は、「戦後の混乱期から今日まで、日本国民の精神、道徳を支えるものとして宗教の果たしてきた役割は大きい」との言葉を寄せた。

 杉谷氏は、「時に国に警鐘を鳴らし、オピニオンリーダーとして注意を喚起してきた連盟の功績は大きい。国内外の情勢を見るにつけ宗教の問題を抜きに真の解決はできないという認識が共有されつつある」と述べた。

 続いて、同連盟功労者として、いずれも理事長経験のある庭野日鑛(立正佼成会会長)、山北宣久(日本基督教団元総会議長)、岡野聖法(解脱会法主)の3氏に感謝状が贈られた。

 次いで登壇した石井研士氏(國學院大學教授)は「提言」として、「悩める人々と向き合い、宗教者しかなし得ない活動を行ってきた」社会貢献の意義について強調し、来年2月にも公開シンポジウムを予定していることを紹介した。

 式典後の祝賀会には自由民主党幹事長の谷垣禎一氏=写真、民進党幹事長代理の福山哲郎氏も出席し、祝辞を述べた。

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