〝平和の福音伝えられる教会に〟 日基教団と大韓教会が交流会 2016年7月23日

 日基教団東京教区東支区と在日大韓基督教会関東地方会の共催による「第21回日韓教会交流会」が6月26日、日基教団西新井教会(東京都足立区)で開催された=写真。日基教団8教会、在日大韓基督教会4教会から計85人が参加した。

 第一部の合同聖餐礼拝は、司式・林牧人牧師(日基教団西新井教会)、説教・金柄鎬(キムビョンホ)牧師(在日大韓西新井教会臨時堂会長・総幹事)、聖書朗読(韓国語)・張慶泰(チャンキョンテ)牧師(在日大韓東京聖民教会)によって行われた。

 金牧師は、マタイ福音書16章のフィリポカイザリアでのペトロの信仰告白の記事から「帝国と天国」と題して説教。「わたしたちは、日基教団であっても在日大韓基督教会であっても、帝国の論理に埋没せず、その論理の空しさを悟らせ、主イエス・キリストの法則、すなわち帝国ではなく天国に国籍を置いている者としての価値観を持ち、キリストによる誠の平和の福音を伝えることのできる教会であるように」と語った。

 また、大韓教会の「韓日讃頌歌」によって韓国語と日本語で同時に賛美し、聖書朗読もそれぞれの言葉で行い、聖餐の食卓をともに囲んだ。韓国から派遣されたカリス・クワイアーが特別賛美を行った。

 第二部は、日基教団側から東支区副支区長の井上馨牧師(小岩教会)、大韓教会側から関東地方会長の金根湜(キムグンシク)牧師(ハンサラン教会)がそれぞれあいさつし、社会の課題の変遷と複雑化の中でも変わることのない交わりの歩みに感謝した。礼拝席上献金は、地震で被災した在日大韓熊本教会のために献げられた。

 日基教団と在日大韓基督教会は1984年2月、宣教協約を締結。日韓教会交流会は、この協約の実りとして続けられてきた。

 その前史として、西新井では教団と大韓教会の草の根の交わりがあった。現在でも、在日大韓西新井教会の働きであるオモニハッキョ(日本語識字学校)の後援会長を日基教団西新井教会の牧師が務めるなど、宣教協力が続けられている。20周年の節目を迎え、昨年は在日大韓西新井教会を会場に交流会が開催された。

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