「教会と地域福祉」フォーラム21 〝貧困〟テーマに仏教者とも懇談 9月・東京、10月・神戸でシンポ 2016年9月10日

 「教会と地域福祉」をつなぐネットワーク構築のために「フォーラム21」を立ち上げて2年。これまで、高齢者福祉、児童福祉、精神保健福祉、死生学、若者の居場所をテーマに掲げ、教派を超えて各回100人前後の牧師や信徒が参加してきた。

 9月10日に開催する第6回目のシンポジウムでは、喫緊の課題である「貧困」に向き合う。これまで教会も、炊き出し、若者の就労支援、学習支援、地域に開かれた福祉カフェ、子ども食堂の取り組みなどに参加、協力してきたが、これらを教会の宣教課題として、どう位置づけるのか。同じ宗教者の取り組みから、その課題と可能性を考える。

 また、10月1日には関西で初のシンポジウムも予定(賀川記念館)。テーマは「ボランティア・福祉・教会のこれから」。詳細は以下URLまで。http://bit.ly/2bO6EbO

【概要】
■日時 9月10日(土) 午後1時半~5時半
■会場 日基教団霊南坂教会(港区赤坂1の14の3)
■司会 佐々木 炎氏(ホッとスペース中原代表)
■コメンテーター 稲垣久和氏(東京基督教大学大学院教授)
■主催 キリスト新聞社、東京基督教大学共立基督教研究所
■後援 ルーテル学院、いのちのことば社出版部
■参加費 一般1千円/学生無料
■申込 氏名、職業、所属、電話番号を明記の上、ファクス(0476・46・1292)またはメール( chiikifukushi.forum21@gmail.com)でキリスト新聞社まで。

【登壇者】
 奥田知志(日本バプテスト連盟東八幡キリスト教会牧師) おくだ・ともし 1963年滋賀県生まれ。学生時代から大阪釜ヶ崎で支援活動に参加。2000年にNPO法人北九州ホームレス支援機構を設立、理事長に就任。14年、法人名を抱樸(ほうぼく)に変更し、現在、同理事長、ホームレス支援全国ネットワーク代表、公益財団共生地域創造財団代表理事。
*都合により中継を介しての参加となり、当日、会場には来られませんのであらかじめご了承ください。
 吉水岳彦(浄土宗光照院副住職) よしみず・がくげん 1978年東京生まれ。大正大学大学院で、2009年に博士号(仏教学)を取得。現在、大正大学非常勤講師、臨床仏教研究所研究員。09年に若手浄土宗僧侶有志と「社会慈業委員会 ひとさじの会」を発足。ホームレス状態にある人や身寄りのない人の葬送支縁、浅草・山谷・上野地域における炊き出し夜回り、東日本大震災被災地支縁などに取り組む。
 藤田孝典(ほっとプラス代表理事) ふじた・たかのり ルーテル学院大学大学院総合人間学研究科社会福祉学専攻博士前期課程修了。反貧困ネットワーク埼玉代表。ブラック企業対策プロジェクト共同代表。生活保護問題対策全国会議幹事。厚生労働省社会保障審議会特別部会委員(2013年度)。聖学院大学客員准教授。社会福祉士。

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