宗教改革500年を前に日韓「平和礼拝」 日本ルーテル教団の教職者が渡韓 2016年12月25日

 日本ルーテル教団(清水臣議長)は11月8日、韓国・済州道で韓国ルーテル教会との合同教職者会(7~10日)にあわせ、宗教改革500年を記念する日韓平和礼拝を行った=写真。

 これは、宣教協力を結んだ両教会の教職者が2015年から準備してきたもので、日本から19人、韓国から40人の教職者らが参加し、初めて行われた画期的な礼拝として韓国メディアでも報じられた。

 礼拝では両国の教職者会名で「平和宣言」を告白。「自身の中にある争いや差別や偏見の心を認め、神と隣人の前で悔い改めます」と表明した上で、「神に生かされてある命の重さを受け止めて、人の命がないがしろにされる戦争に断固反対します。また、人が犯す戦争の愚かな罪によって、誰の命も決して奪われてはならないし、奪ってもならないことを改めて確認します」と宣言した。

 さらに、両国間の障壁が取り除かれることを信じ、「共に祈り、共にみことばに聴き、共に働くこと」を続けるとし、具体的には「日本の平和憲法に逆行する動きを阻止するため」「アジア民衆に対するヘイトスピーチの克服と韓国における反日感情の克服のため」「日本軍『慰安婦』として尊厳を奪われたハルモニたちの悲しみの癒しのため」「韓半島の南北の対立と分断が解消され、南北民衆の切なる願いである南北統一が現実のものとなるため」「原子力発電所が必要とされない日を一日も早くもたらすため」「日韓両国の教会、並びに若者たちの交流の推進のため」に、祈りを合わせた。

 今回、両者間で通訳を含め中心的役割を担った梁熙梅氏(大宮シオン・ルーテル教会執事)は、「言葉が通じないながら、礼拝を共にする中で、何か大きなことをするよりも直接会って一緒に食事をしたり、同じ時間を過ごすことが平和を作る一番の近道だと改めて感じた」と語り、今後、日本でも同様の礼拝が実現できればと期待を込めた。

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