〝信徒こそが教会を支える時〟 真生会館でネラン神父を偲びミサとパーティー 2017年1月21日

 2016年10月に新ビルを竣工した(11月12日号既報)真生会館(東京都新宿区、理事長=森一弘名誉司教)は12月23日に「エポペ・クリスマス降誕ミサ&チャリティーパーティー」を開催し、約50人が参加した(エポペ・チャリティクリスマス実行委員会主催)。

 新宿歌舞伎町にバー・エポペを開きサラリーマン客を相手に宣教活動をしたことで有名な故ジョルジュ・ネラン神父が1970年に同会館の理事長となった縁で開催された。

 バー・エポペは11年に惜しまれながら閉店したが、開業時からスタッフや常連客が中心となり毎年クリスマスにミサとチャリティーパーティーを行っており、今年は37回目。

 クリスマス降誕ミサでは深水正勝氏(カトリック東京教区司祭、真生会館元理事長)が司式。同氏は、22日フランシスコ教皇がローマ教皇庁で語った言葉「クリスマスとは神が人間と出会うために最も小さい姿で現れてくれたことを祝うもの。それに倣い教会やわたしたち一人ひとりが小さい者とならなくてはならない」を紹介し「神が小さな弱い幼子として生まれたことに、無限の知恵と愛の姿がある。わたしたちはクリスマスに、幼子として生まれたイエスの深い意味を心から受け止めなくてはならない」と述べた。

 ミサの後、ネラン神父の名を冠した「ネランホール」を見学し、田畑邦治氏(白百合女子大学学長)らによる開会のあいさつでチャリティーパーティーが開催された。参加者はかつてエポペのスタッフや常連客だった人を中心に、カトリック、プロテスタント、「ノンクリスチャン」などさまざま。

 同実行委員長の進藤重光氏は「真生会館の創始者岩下壮一は、救らい活動に全力をかけたが、ネラン神父は俗社会で多数を占める心の貧しい人たち(=サラリーマン)救済に傾注した。神父は『信徒がしっかりしないと日本のキリスト教会は終わる』と語っていた。それは聖職者や教会ではなく信徒が中心になって活動すべきということ。この会もそうしたものの一環」と、ネラン神父から受継いだDNAについて語った。

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