熊谷で日本ケズィック・コンベンション 箱根から会場移し500人参加 2017年3月18日

 日本で半世紀以上の歴史を持つ超教派の聖会「ケズィック・コンベンション」が、今年も北海道から沖縄、全国10地区で開催された。中でも、最も長い歴史を持ち、55年間箱根で開催されてきた「日本ケズィック・コンベンション」は、「祝福された生涯へのリセット」をテーマに、今年より会場を武蔵野丘陵地帯に囲まれた四季(とき)の湯温泉ヘリテイジ・リゾート(埼玉県熊谷市)に移し開催された。

 55年間利用してきた箱根ホテル小涌園の全面改装に伴い、東京近辺で新たな場所が検討された結果、リトリート(修養会)としての役割も果たすため、自然に囲まれた同会場が選ばれたという。都内から車や公共機関でも約1時間半と、箱根と比べて交通の便がよくなったことも関係して、平日の開催にかかわらず、参加者も例年より増え、宿泊者、聴講者合わせて延べ500人以上が参加した。

 2月21日から23日にかけて行われた同聖会では、英国の神学校、モーランド・カレッジ校長のスティーブ・ブレディ氏と、インドから世界聖書協会連盟総主事のロバート・カンビル氏を主講師として迎え、女性や青年向けの集会、教職、信徒のセミナーなど、3日間で12の集会が開催された。

 中央委員長の峯野龍弘氏(ウェスレアン・ホーリネス教団淀橋教会牧師)によると、「近年は、全国各地で青年向けのコンベンションが企画され、み言葉の深みを求める若者の参加が目立っている」という。今年も大阪と関東で青年向けの集会が企画され、合わせて約400人が参加した。

 2月22日に「日本ケズィック・コンベンション」で行われたユース・コンベンションでは、講師の澤村信蔵氏(基督兄弟団成増教会牧師)が、「いつも喜んでいなさい」と題してメッセージ=写真。どんなことでも祈り、「心から感謝をささげていくとき、愛を受け、祝福されるにふさわしい自分、恵みに溢れて生きてよい自分であることを体験し、さらに感謝に溢れていく」、「神さまの願いは、わたしたちがいつも喜びの人生を生きること」と集まった青年たちに語った。

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