宗教改革500年を将来へ伝える 日本ルーテル教団が記念礼拝、小冊子も発行 2017年5月20日

 日本ルーテル教団(東京都千代田区、清水臣議長=戸塚ルーテル教会牧師)は、宗教改革500年を記念する礼拝を5月3日、東京ルーテルセンター教会(同)で行った。全国から教職や信徒約130人が出席した=写真。

 礼拝には韓国ルーテル教会から総会議長の金哲煥(キムチョルファン)氏と教会協力局長の李炳昶(イービョンチャン)氏も参加した。

 「わたしを〝善い〟と言うのか」と題して説教した清水氏は、宗教改革500年を記念する意味について、「記念すべき節目の時だからこそ、これにめぐり合わせたわたしたちが、そこで感じたことや考えたこと、何を行ったのかを、将来の人々とも分かち合い続けることなのではないか」と述べ、将来へ伝え続けることの重要性を説いた。

 同礼拝は、5月1日から国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都渋谷区)で開催された同教団第17回定期総会の閉会派遣礼拝を兼ねて行われた。総会では議長に清水氏が再任された。任期は2020年の次回総会までの3年。

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 同教団は宗教改革500年を記念し、『現代に語りかけるルター』と題する小冊子を発行した。

 同教団の機関紙「教会だより」に2009年~11年まで連載された「ルタールネッサンス」を1冊にまとめたもの。「ルターが発見し深めた信仰理解を改めて現代に生きる私たちの生活において受け止める」ことを目的に、吉田達臣氏(札幌中央ルーテル教会牧師)が執筆。4コマ漫画と合わせてルターの思想を分かりやすく解説している。また、ヴィッテンベルクの城教会など、ドイツのルターゆかりの地がカラー写真で紹介されており、ガイドブックとしても役立つ。

 B6判、定価700円(税込、送料別、売り切れの場合あり)。問い合わせは同教団事務局(℡03・3261・5266、Eメール=dayori@jlc.or.jp)まで。

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