宗教改革500年の講演会盛況 キリスト教文化協会・ 東京基督教大学 2017年7月1日

日本キリスト教文化協会(近藤勝彦理事長)は6月20~26日の1週間、宗教改革500年記念連続講演会を、東京・銀座の教文館で開催した。小田部進一(玉川大学教授)、 野々瀬浩司(慶應義塾大学教授)、 近藤勝彦(東京神学大学名誉教授)、 遠山公一(慶應義塾大学教授)、江口再起(ルーテル学院大学教授)、 深井智朗(東洋英和女学院大学教授)、 佐藤望(慶應義塾大学教授)の各氏がそれぞれ「ルターの生涯と宗教改革」「ルターの戦争観と現代」「世界史の中の宗教改革」「宗教改革と美術」「恩寵 義認―ルター神学の核心」「宗教改革と現代」「ルターの音楽観とその受容」と題して講演した。

初日を担当した小田部氏は自身が父を亡くした経験を踏まえ、ルターの生涯における数々の「転機」と宗教改革、当時の死生観との関係性について論じた。 講演会には連日100人を超える信徒らが参加 し、500年前の宗教改革を多角的に考察した。

東京基督教大学大学院神学研究科と附属共立基督教研究所は6月16日、お茶の水クリスチャンセンター(東京都千代田区)で宗教改革500周年を記念する特別講演会を開催した(同センター共催) 。 同大学学長の丸山忠孝氏による講演の後、加藤喜之氏(同大准教授)が応答した。会場は同大の学生や卒業生らで満員となった。「ルターとカルヴァン」と題して講演した丸山氏は、直接的には接点のなかった2人の宗教改革者の共通点と相 違点について紹介。

加藤氏は、「宗教改革のうちなる矛盾―21世紀の改革へ向けて」とのテーマで応答し、ルターの宗教改革に見られた矛盾点と、現代の教会に問いかけている問題について語った。

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