〝いい大人と出会えて人生変わった〟 関野牧師が仁藤夢乃氏と対談 2017年7月21日

 「行き場をなくした少女の居場所――街を彷徨う若者と大人とのつながり」と題したトークイベントが6月30日、日本福音ルーテル東京教会(東京都新宿区)で行われ、約60人が参加した。

 繁華街を徘徊する少女の現状を報告したのは、虐待や性暴力を受け孤立した女子中高生を中心にサポートする一般社団法人「Colabo」(コラボ)代表の仁藤夢乃氏=写真右。同氏は両親の離婚などが理由で高校を中退し、渋谷のセンター街や新宿歌舞伎町をさまよった過去の経験から、貧困や家庭不和などの理由で繁華街に流れ、性的搾取に遭う少女たちの助けになりたいと活動を開始した。会場となった東京教会牧師の関野和寛氏=同左=は同氏との対談で、「お互いにグレた時期もあったが、いい大人と出会えたことが人生を変えた」と語った。

 今回の企画は、「新宿区にある三つの市民ファンドによる連続企画」の1回目。新宿区内の三つの市民ファンド、高木仁三郎市民科学基金(菅波完事務局長)、難民起業サポートファンド(吉山昌代表理事)、まちぽっと(奥田裕之事務局長)が連携して主催し、社会のさまざまな問題に対し市民と一緒に考える場を持つことを目的としている。

 次回は「となりの難民、となりの起業家」と題し関野牧師の他、大河内秀人氏(見樹院・寿光院住職)、タン・スィゥ氏(在日ミャンマー市民協会代表理事)らを招き、同会場で8月18日に開催される。

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