【列島縦断 書店員日記】 2カ月の〝受難〟を経て… 内藤優祐(CLCブックスお茶の水店) 2017年7月21日

 お茶の水というのは不思議な所でして、神社の神田明神、孔子が祀られている湯島聖堂、正教会のニコライ堂が徒歩圏内にひしめき合い、ちょっと足を延ばすとカトリック神田教会や救世軍本部があるという実に「宗教のサラダボウル」状態の場所であります。

 そんな地域の駅徒歩2分の好立地にお茶の水クリスチャンセンターは立っており、CLC BOOKSお茶の水店も一テナントとして 日々文書伝道に励んでいる次第です。かくいうわたしも当店に勤め始めて早11年。キリスト教書店の男性店員としては異例の「一度も外販に行ったことがない店員」として、POPを書いたりFacebookを更新したりして過ごしています。

Facebookでおなじみの当店マスコット

 戦後すぐこの地にキリスト教伝道のためのビルが建ち、それから建て直しなんかをしつつ現在に至るわけなのですが、どうしても設備は古くなるもの。暖気かもしくは冷気が吹き出してくるだけだった荒々しいエアコンが今年ついに入れ替わることとなりました。ビル全体の工事のため2カ月間はエアコンが使えなくなるということで、酷暑極寒は避けて4月から6月の間に工事を行ったのですが、まあ今年の春は暑かった。GW明けからスルスルと温度計の目盛りは上がり、30度も目前という初夏のさわやかな陽気の中、当店ははめ殺しの窓も開けられずに、せめてもの対策として扇風機を回して生ぬるい空気をかき回しながら営業をしておりました。本は湿気を吸うのですが、熱気は吸わないんですね。

 そんなこんなで6月末についに工事が終わり、ビル全体がこれまでのねじ回し式温度調整の旧型エアコンから、デジタル式温度調整の最新型エアコンへと変わりました。現在は気温が適温に保たれることがこんなに快適だったのかと日々幸せを噛みしめております。皆さま、お近くまでお越しの際にはぜひ涼みに、いや本を買いにご来店ください。 (ないとう・ゆうすけ)

→ 次号は大阪キリスト教書店

連載一覧ページへ

連載の最新記事一覧

TO TOP