教派超えて青年が初の「えきゅぷろ」 〝相違点よりも共通点が多い〟 2017年9月1日

 カトリック、日本福音ルーテル教会、日本基督教団の青年有志によって構成されたエキュメニカルプロジェクト実行委員会の主催により、「えきゅぷろ!」と題する教派を超えた青年の集いが8月19日、カトリック成城教会(東京都世田谷区)で初めて開催された。

 宗教改革500周年を記念する行事が各地で行われる中、「宗教改革はカトリックの歴史にとってもターニングポイント」「プロテスタントとの交わりを通して、自分たちの教会を知りたい」というカトリックの青年らの希望が、今回の超教派イベントを実現させる発端となった。

 実行委員会は半年以上の期間を費やし、互いの教会を行き来し、礼拝に出席し、教派について学び理解を深め、議論を重ねた。特に問題となったのは聖餐の儀式。当初、合同礼拝の中で共に聖餐の喜びを分かち合いたいと願っていたが、カトリックのミサにおける聖体の理解とプロテスタントの聖餐の文脈はかけ離れており、共に聖餐に与ることは難しいとの判断がなされた。結果、原始キリスト教が行っていたように、礼拝外で一つのパンを参加者全員で食べるという「パンの分かち合いプログラム」に落ち着いた。聖餐はできなくとも一つの神につながる仲間として何かを共有したいという思いが実った。

 19日当日は、スタッフの予想を上回る120人が参加。カトリック教会の聖堂に、福島一基氏(カトリック千葉寺教会・西千葉教会司祭)、浅野直樹氏(日本福音ルーテル市ヶ谷教会牧師)、堀川樹氏(日本基督教団亀戸教会牧師)の3人が司式者として立ち、それぞれの教会の特色を生かした礼拝をささげた。

 神父と牧師の3人に加え、援助修道会シスターの原敬子氏を交えたトークセッションでは、教職らによる「ぶっちゃけ」トークが飛び交った。原氏は「100年前だったらこのような会はできなかった」と振り返る。

 それぞれあまり交わることのない青年同士だが、参加した青年は「予想以上に相違点よりも共通点が多いことに驚かされた」と感想を語った。

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