米聖公会のワシントン大聖堂 リー将軍のステンドグラス撤去 2017年9月21日

【CJC】米南部バージニア州シャーロッツビルでこの8月、南北戦争の南軍総司令官だったロバート・リー将軍の像撤去に反対する白人至上主義者と抗議者のグループが衝突して死傷者が出た問題で、米聖公会のワシントン大聖堂は9月7日、聖堂にあるリー、トマス・ジャクソン両将軍を描いたステンドグラスを即時撤去した上で保管すると発表した。「人種間和解という重要な努力の障害になる」としている。

 ステンドグラスは1953年に設置されたが、南部サウスカロライナ州の黒人教会で2015年に白人至上主義者が黒人9人を射殺した事件を受け扱いを協議してきた。

 聖堂参事会は6日、ステンドグラスの存在が白人至上主義に関連するとし、「全ての人々の教会として奉仕するという大聖堂の使命に反している」と結論付けた。シャーロッツビルでの衝突を踏まえて緊急に決定したという。

 ワシントン大聖堂は新大統領の就任直後の礼拝や、歴代大統領の葬儀など国家行事にも使われてきた重要な教会。「ステンドグラスは人種間の平等と和解を目指す我々の重要な努力の障害になる」と説明している。

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