【列島縦断 書店員日記】 戦火を逃れたビルの3階で… 加川 昌宏(教文館) 2017年9月11日

 書店員日記2回目の登場、教文館キリスト教書部です。前回は、教文館の歴史とわたしの自己紹介を書かせていただきました。今回は、教文館ビルとわたしどもの売場、キリスト教書部についてご紹介したいと思います。

 教文館キリスト教書部は、銀座4丁目にある教文館ビルの3階に店を構えています。このビルは、日本聖書協会が所有する聖書館と隣り合わせに建っています。隣と言っても、実際には一つの建物です。この建物は、アントニン・レーモンドの設計により建てられ、戦火を逃れて今も当時のままの姿を残しています。今の時代からすると、階段が急だったり、エレベーターが遅かったり、トイレが狭かったり……といろいろご不便をおかけしていますが、当時の様子をうかがい知ることができる貴重な建築物だと思います。

 そんなビルの3階にあるキリスト教書部の1日は、朝9時、朝の便で届いた商品の検品から始まります。便というのは、専門取次である日本キリスト教書販売株式会社、通称「日キ販」から1日2回届く荷物のことです。客注品や店舗補充書籍は、日キ販を通して、各出版社に発注し届けられます。朝9時前に届く朝便と午後1時ごろに届く午後便の2便があります。その朝便のチェックが済んだら、棚の整理、清掃をして、お客様をお迎えする準備をします。午後便は、営業中に届きますので、通常の業務をしながらの検品作業、棚差しなどをします。

 その他、併設のギャラリーステラの運営・企画について、定期雑誌・定期刊行物の管理、ご注文品を間違いなくお客様にお届けする準備など、多くの業務にスタッフ総出であたっております。

 ご来店くださるお客様、お電話やネットからご注文くださるお客様、たくさんのお客様に支えられ、これからもこの銀座の地で、皆様のご期待、ご要望にお応えできるよう感謝しつつ歩んで参ります。

 今後ともよろしくお願いいたします。(かがわ・まさひろ)

→ 次号はCLCブックスお茶の水店(東京)

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