【列島縦断 書店員日記】 「マジでヤバい」キリストの本? 金城芳朗(沖縄キリスト教書店) 2017年10月21日

 拝啓、沖縄の10月はまだ夏です。

 去年の沖縄は、なんと!クリスマス前まで店内でもクーラーを入れていました。クーラーがなければ、沖縄ではもはや人が「文化的な生活」を送ることはとても難しいのかもしれません。日が照っている間はどうしても活動が鈍ってしまいます。沖縄の人たちに夜型が多いのは、そういった要因が関係しているのかもしれません。

 さて、前回お話しした鳩(書店の近くに新居を構えていた。8月11日付本欄参照)の後日談。今では立派なお父さん……と言いたいところですが、一度「奥様」と喧嘩して家出されたようでした。

 その後、よりを戻したのか、今では穏やかに暮らしているようです。おそらく巣を作るのがとても下手だったことが原因だったのか(とてもひどい巣作りで、わたしもかなり心配しました)、奥様もあまりの出来に鳩が豆鉄砲を食ったようにビックリされたことと思います。

 そんな平和な大学のキャンパスですが、勉強している学生たちもにこやかでのびのびとしています。時折、書店に入ってきては、「これ、キリストの本じゃね? マジすごいんですけど」とか、「カワイイ、カワイイ~」といって遊びに来てくれます。あぁ、今どきの子たちって……と思いながら、わたしも「でしょ~、マジヤバいよね」と会話に加わっています。

 もはや、わたし自身何をヤバいと言っているか分かりません。ヤバいな……と思いつつ、今日も昔は自分もあんな風だったのかと、自問自答を繰り返している今日このごろです。

 何はともあれ、わたしたちキリスト教書店が小さな種まきになることを毎日祈ってやみません。(きんじょう・よしろう)

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