バプ連が70年の歩み振り返り 性差別の歴史悔い改める声明 2017年12月1日

 日本バプテスト連盟(田口昭典理事長)は11月17日、天城山荘(静岡県伊豆市)で第63回定期総会を開催。「連盟70年の歩みから性差別の歴史を悔い改める」声明を採択した。

 声明は、同連盟が1947年4月に結成されてから70年を迎えたことに触れ、「私たちは、ジェンダーに基づく性差別を、教会形成や伝道者養成等、連盟総体としての施策に関わる部分において公然と行ってきました」として、性差別を生んできた構造を省み、悔い改めることを通して、あらゆる差別について気づき、学び、悔い改め、今後も容認しないことへの決意を述べている。

 「女性は男性の権威と主導権を侵さない限り教会で教えることができる」という一元的な聖書解釈のもと女性を排除してきたとし、特に神学教育の場や牧師招聘の場での性差別は顕著で、「多くの女性献身者の選択肢を女性という属性を理由に狭めました」と反省した。その上で、「私たちが差別し、排除し、嘲笑さえしてきた方がたに、今心から謝罪します」として、差別によって傷ついてきた人々の声を真摯に聴くことこそ真の和解への道につながると表明した。

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