【伝道宣隊キョウカイジャー+α】 ぶっ壊せ!2018年 キョウカイブラック 2018年1月21日

 新年、今年出す新曲を作っていると総督から指令が来た。「ブラック出動せよ!」と。驚いたぜ……。とっくに解散したのかと思っていたチーム「キョウカイジャー」がまだ存続していたこと、そしてこの星の「キョウカイ」という建物も組織も消え失せず、クリスチャンたちがまだ諦めずにあくせく日々奮闘していたことに……。

 なるほど、計算だとあと12年後には教会数は3分の1になり、30年後には宗教施設も、宗教者も今の形はすべて消えている可能性あり、か……。笑っているそこのお前、30年後にこの記事が「予言的だった」なんて語られる時が来たら、「わたしもそう思っていた」なんて言わせないからな。

 来年はこのキョウカイジャーも解散、この星も教会も消えてなくなっているかもしれないんだ。そんな危機感を持ち、聞く耳があり、行動できる奴だけに伝えるからな。まず、「日曜日10時半」という礼拝時間のフォルムを外せ。そして、「どなたでも自由にご参加ください」なんていう看板も外せ。日曜日午前10時半だけに集まる、一見オープンそうな雰囲気の超閉鎖的コミュニティーなどに人が来るわけないだろう。

 教会人たちよ、自分たちだけが真理を知っていてそれを世の人に伝えてあげようなんて思ってもみるな。世人はそんなに愚かではないし、教会人の偽善的な上から目線にとっくに気が付いているんだ。

 世人は日々の生活の中で、早朝や夜に開催される有益なセミナーやトレーニングに足を運ぶ。忙しい中でも自分に有益なことには手を伸ばす。そして皆が心のどこかで大いなる何かを求めているんだ。

 教会、礼拝、聖書にはそれがある。それがあるんだ。俺はそれを心底信じている。お前は信じているか? じゃあなぜ、そんなに価値がある教会に人が来ないか? よくよく考えて見ろ。お前ら、本気で他者を招こうと思っていないからなんじゃないか? 本気で自分が信じる神にいのちを感じ、そしてそのための教会の使命を感じているか? 己とその教会の姿を鏡で見てみろ。

 日曜午前、入り口でスリッパに履き替え、謎の4点セット「聖書・賛美歌・式文・週報」を持たされ、受付で住所から電話番号まで聞かれる。そして、牧師の小難しい哲学だか神学だか分からない話を長々と垂れ流されてみろ。誰もそんな所に二度と行きたくない。それで人が救われると思うか? お前たちが今、教会で当たり前のように行っていることの起源を学び、検証し、そしてそこから脱皮するんだ。

 例えば礼拝を出勤前の早朝7時、1週間の始まりに人々の祝福を本気で祈る礼拝をしてみろ。夜の礼拝、金曜日23時から終電前までの懺悔礼拝にしてもいい。世で戦う人々の1週間の懺悔を本気で聴き、そして赦しを祈る礼拝をすればいい。俺だったら行くね。そこに人を連れて行きたいね。

 なに? 「そんな時間に高齢の会員は参加できない」だって?また教会特有の文句大会が始まった。誰も日曜10時半を止めろなんて言ってねえ。大丈夫だ、お前たちの大切なものはなくならない。安心しろ。だから牧師の邪魔をするな。牧師も教会員の批判なんか気にならないぐらい必死に突き抜けろ。必死になれば互いに批判している暇なんかなくなる。じゃあな! 俺は今日、スタジオで新曲を作りに行くんだ!

キョウカイブラック
 黒田ジョスィ(くろだ・じょすぃ) ロックバンド、カフェなどで教会の常識と敷居を打ち破り、福音を世界に響かせるはみ出し系ロッカー牧師。 キリストこそROCKだと信じてやまない、熱い魂(ハート)の持ち主。教会での働きは意外にも真面目!? 武器:罪人重低音ベース/必殺技:ジーザス・クライスト・ロッケンビーム/弱点:理屈

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