【列島縦断 書店員日記】 注文品に小さな「想い」乗せて 上田玲子(大阪キリスト教書店) 2018年2月11日

 前号(2月1日付・3464号)本欄を読んで思わずうなずいたのはわたしだけでしょうか? どなたかからお聞きしたことがあります。「簡単に手に入ったものは、簡単に手放してしまうことができる。それって実はとても悲しいことじゃないか。でも、一生懸命探し当てたもの、がんばって手に入れたものは、その分大事にしていける。いただいたプレゼントだって、差し上げるプレゼントを選ぶ時だってそうでしょう?」

 大切なのは、かけた金額や手段よりも、それが手もとに届くまでにどんな「物語」や「想い」が込められているか……。そうやなぁ、と思いました。わたしたち全国のキリスト教書店員も、お客さまの元へお品物が届くまでの「物語」にわずかながら日々関わらせていただいているわけで……忙殺されてしまうこともありますが、お受けするご注文1件ずつをこれからも大切にしていきたいと改めて思うところです。

 さて、大阪市内はなぜかほとんど降らないものの、例年より雪のニュースが目立つこのごろですが、暦の上ではすでに春。あっという間に1月が行き、このまま2月も逃げてしまうと、去る3月……旅立ちと出会いの季節です。店内では、クリスマス後の少し落ち着いたひと時も終わりを告げ、卒園・卒業や新年度に向けた準備が始まっています(もちろんイースターの準備も。あっ、ちなみに今年のイースターは4月1日です! お問い合わせが多いので念のため)。

 キリスト教系の幼稚園・保育園では、卒園記念に聖書や絵本・グッズをプレゼントなさる園が多く、名入れのご注文分の貼り込みや包装のご依頼が増えるこの時期。わたしも、作業をしつつお客さまの「物語」に小さな「想い」を乗せて、皆さまの元へお届けします。

 先生方やおうちの方やお友だちから、そしてもちろん神さまから、たくさんの愛を受けて学んで、遊んだ子どもたち一人ひとりの歩みを、これからも神さまが守ってくださいますように。(うえだ・れいこ)

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