【列島縦断 書店員日記】 今年も「キリスト教本屋大賞」がスタート 加川昌宏(教文館) 2018年3月21日

 「書店員日記」も5サイクル目を数えると少々ネタ不足になってきました。もともと文章を書くことが苦手なわたしにとって、この連載はなかなか辛いものがございます(笑)。そんなことを言っても原稿は埋まらないので、ない知恵を振り絞って……。

 今回は、ご存じの方もいらっしゃると思いますが、「キリスト教本屋大賞」についてご紹介しようと思います。今年で第8回目を迎える同賞の選考作業がスタートしました。この賞は、前年に刊行されたキリスト教に関する書籍の中から、全国のキリスト教書店員が投票し、大賞を決めるものです。キリスト教書店でよく売れた書籍や、出版社が売りたい書籍をお薦めするのではなく、各書店の店員が書店員の立場から、ぜひお客様に読んでいただきたい書籍、お手に取っていただきたい書籍をお薦めするものです。

 一次投票が2月末で終了し、その中から上位10作品をノミネート作品として5月上旬に発表する予定です。その後、その10作品から二次投票を行い、夏ごろに大賞が決定することになります。ノミネートが発表されましたら、各書店で特設コーナーの設置やフェアを開催すると思いますので、ぜひチェックしてみてください。

 過去の大賞作品は以下の通りです。

  • 第1回大賞日野原重明『愛とゆるし』(教文館)
  • 第2回大賞山浦玄嗣『ガリラヤのイェシュー』(イーピックス出版)
  • 第3回大賞渡辺和子『置かれた場所で咲きなさい』(幻冬舎)
  • 第4回大賞八木谷涼子『もっと教会を行きやすくする本』(キリスト新聞社)
  • 第5回大賞ジェラルディン・マコックラン著/沢知恵訳『エッサイの木――クリスマスまでの24のお話』(日本キリスト教団出版局)
  • 第6回大賞大島力監修『聖書人物おもしろ図鑑旧約編』(日本キリスト教団出版局)
  • 第7回大賞中野実監修『聖書人物おもしろ図鑑新約編』(日本キリスト教団出版局)

 

 続く第8回はどうなるのか、今から楽しみです。(かがわ・まさひろ)

→ 次号はCLCブックスお茶の水店

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