「ボコ・ハラム」が誘拐事件 キリスト教信仰を告白した女子学生、いまだ解放されず 2018年3月26日

 ナイジェリア連邦共和国ヨベ州ダプチ(同国北東部)で2月19日、イスラム過激派組織「ボコ・ハラム」による110人に及ぶ女子学生誘拐事件が発生。3月21日には人質のうち104人が解放された。ナイジェリアのサハラ通信社、BBCなど世界各紙が報じている。しかし、棄教を迫られて拒否したレア・シャリブさん(Ms. Leah Sharibu)=写真右=がいまだ拘束されたままである。

 同国オンド州キリスト教連盟総会(CAN)は、レアさんの無条件、即時解放を強く訴え、議長アヨ・オラダポ氏は「シャリブさんのみを拘束し続けるというのは、ナイジェリアのキリスト教会に対する迫害であり、連邦政府や関係機関がシャリブさんの解放について沈黙したままであることは遺憾だ、国際社会に支援を要請する」と述べた。

 解放されたイスラム教徒の女子学生らは「ナイジェリアでは、いつからキリスト教徒であることが犯罪となったのか、ブハリ大統領はすぐにでも全世界に知らせるべきだ」と語った。

 ブハリ大統領は「解放のための身代金の交換は行われていない、シャリブさんの安全を確保する努力を惜しまない」と発表するも、一部報道が政府とボコ・ハラムの間で金銭のやり取りがあったと指摘。また「3月25日(現地時間)には解放との連絡があった」と発表したが、シャリブさんはいまだ解放されておらず、現地では情報が錯綜し、政府対応への不信と不満の声が高まっている。

 2014年4月、同国ボルノ州チボクで発生した276人の女子学生拉致事件もいまだ解決していない。2017年5月、赤十字などの仲介により82人の被害学生が、逮捕拘留中のボコ・ハラム幹部5人と引き換えに解放された。いまだ100人を超える学生の所在が不明。

*続報あり次第、情報の追加・修正を予定。

3月21日 人質(生徒104人)と幹部を交換するためにダパチを訪れた「ボコ・ハラム」

©Sahara Reporters Media

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