「人と人の交流」が関係修復に 日キ連総会で植松誠氏講演 2018年5月11日

 日本キリスト教連合会(東京都新宿区)は4月23日、日本聖公会牛込聖バルナバ教会(同)で総会講演会を開催し、約30人が参加した。

 「平和への巡礼」と題し、同連合会委員長の植松誠氏(日本聖公会首座主教)が登壇、生い立ちから現在までの信仰の道のりについて語った。同氏は米オクラホマ州の聖マタイ教会で司牧をしていた際、信徒のリーダーだった高齢の男性に受け入れられていないことを痛感、彼は第二次大戦中、日本軍の捕虜となった過去があったという。

 4年後、植松氏が同教会で挙式をする際、その男性が花嫁との入場に立候補し、挙式後彼から「誠、今日戦争が終わった」と涙ながらに語られたことを紹介し、「わたしが『汝の敵を愛せ』と語るたび、彼がどんなに苦しかったかが分かった。戦後世代にも戦争責任はある」と語った。また、パレスチナや韓国などの聖公会と交流を続けてきたことを振り返り「関係修復のためには、教会と教会ではなく、人と人が交流することが大きな原動力になる」「わたしたちは和解するために、ゴルゴタの丘を通らなくてはならず、簡単に復活することはできない。しかし困難な道の向こうに喜びがある」と結んだ。

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