「天路歴程」をオリジナル朗読劇に ゴスペルシンガーらが東京で上演 2018年5月25日

 ニューヨーク在住のゴスペルシンガー西村あきこさんと、韓国在住のミュージシャン瓜生恭子さんが主宰する「The salt of the earth mission」(SOTE)の新作朗読劇「天路歴程」が4月27日、30日、5月3日の3日間にわたり都内で上演された。「天国の門」を目指す男の旅路を描いたジョン・バニヤン原作の『天路歴程』をベースに、朗読と歌声、音楽の生演奏、イラストの投影で織り成す舞台として再構成。長いストーリーの中から「第1章」をアレンジしたオリジナル劇。

 歌はカトリック信徒でもある西村さん、テノール歌手の吉住和人さん、ナレーションを江橋摩美さん(太平洋放送協会アナウンサー)、ドラムを横田基地インターナショナルチャーチの専属ドラマーKazuさん、脚本、演出を瓜生さんが手掛け、ピアノ演奏も自身が担当。劇中で投影されたイラストは、絵本作家の小西由夏さんが本作のために絵巻物として描き下ろした

 「99+ TACHIKAWA」(東京都立川市)での千秋楽には約80人が来場(3日間で延べ約180人)し、劇中に盛り込まれた賛美歌を一緒に賛美する一幕もあった。終演後にあいさつした瓜生さんは、脚本執筆にあたっての苦労を振り返りつつ、「劇をご覧になった方が、日々たいへんなことがあっても神さまに希望を抱いて帰ることができるようにと願って取り組んできた。今後、『第2章』やC.S.ルイスの『悪魔の手紙』にも挑戦したい」と抱負を語った。

 SOTEは、聖書からインスピレーションを得て、迫力ある歌声と力強い生演奏で、国境やジャンルを越えたステージの実現を目指すべく、オリジナリティあふれる作品創りに取り組んでおり、本作は2017年の「戦場のクリスマスキャロル」に次いで2作目にあたる。詳しくは公式サイト(http://uryukyoko.wixsite.com/music-entertainment)まで。

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