【列島縦断 書店員日記】 ひろ~い北海道の書店として 亀岡 徹(北海道キリスト教書店) 2018年6月21日

 写真は、北海道の道東にあるあの「まりも」で有名な阿寒湖の夕日です。6月1~2日、キリスト教保育連盟2018年度北海道部会講習会がこの阿寒湖畔で行われました。講師には多くの著作を持つ山北宜久先生を招き、「今この時代の中で保育を考える」と題して2回の講演をいただきました。この講習会は、各地区の幼稚園の分担で北海道のあちこちで毎年この時期に開催されています。

 開催地の阿寒までは、札幌からの高速に乗り足寄まで、そこからは一般道を利用して4時間半。走行距離310㌔。北海道に育っていても最近はなかなか立ち寄ることがなかった場所でした。

 毎年、各講習会の講師やプログラムに合わせた書籍の数々と夏絵本、グッズ、保育関連書籍などなどを車いっぱいに載せて向かいます。先方から「机2台分」と指定されて出店する場合でも、開催場所によってホテル用の大きめの机だったり、会議用の折り畳み机だったり、臨機応変の対応が迫られます。

 売り上げもさまざま! 狙い通りだったり、まったく当てが外れたり、経費倒れの集会もたびたび。ただ札幌近郊以外は久々に出会う先生方ばかりで、ごあいさつがてら「折角だから!」と言って買っていかれる先生方にいつも支えられている感じがします。

 遠いから! 経費が掛かるから!と言って簡単にやめないところに、広大な北海道の書店としての柱を感じています。顔と顔の繋がり。「あっ! また今年も元気で会えましたね!」―僕らの仕事はその積み重ねの中で成り立っています。(かめおか・とおる)

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