「伝統的な」信仰路線に転換 米国聖書協会が2019年から 2018年7月1日

 米国聖書協会(ABS)が、職員に「伝統的な」キリスト教信仰を忠実に守るよう促す新就業方針を2019年から導入する。厳格な性倫理の要求事項もあり、「性的少数派」を自認する職員の中にはすでに退職した人もいる。

 新方針で職員は、聖書が神の霊感を受けた書物であることを承諾するだけでなく、中には、職員は結婚外の性行為を慎むことに努めるといった項目もある。

 ABSのロイ・ピーターソン会長兼最高責任者(CEO)は、昨年12月5日に発表した新方針で、聖書に個人として深く根差した職員と理事によって運営されることになる、という。

 「職員が聖書と深く個人的な関係を持つことで、一致と透明性がもたらされる。そのようにして3世紀目の働きを続けていく。誰もが自分自身の良心に従い、神の召しを理解して生きていかねばならない」という立場は、これまで200年にも及ぶ、エキュメニカルな(教会一致を目指す)姿勢からエバンジェリカル(聖書霊感信仰)に方向転換するもの。

 ピーターソン氏は、職員が新方針に同意せず、転職を選ぶなら、その決断を支持する、という。同氏は、新方針が聖書頒布の使命に影響することはない、と強気の見通し。(CJC)

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