【速報】 中米ニカラグア 治安部隊が教会を包囲して銃撃 2018年7月15日

 7月9日、司教らが襲撃を受けたニカラグア共和国の首都マナグアで混乱が続いている。

 7月13日の午後、ニカラグア国立自治大学にて政府への抗議運動を行った学生たちへ、治安部隊と民兵が発砲、教会堂ごと焼き払うと脅迫。オルテガ政権は、教会へ逃げ込んだ学生とジャーナリストら約200名を「犯罪者とテロリストだ」と断定。数百名の市民や学生たちが、教会内部に包囲された人々を救おうと現場へと押しかけたが警察によって排除された。また政府への抗議運動を導く学生がSNS上で約500名を組織して現場へ向かい、騒然とした。同日夜10時半、カトリック教会と米国政府の働きかけにより、負傷者の搬送と外国人記者の解放が行われるも、直後には銃撃が再開した。

 7月14日、午前9時過ぎ、マナグア大司教のレオポルド・ブレネス枢機卿、ニカラグア教皇大使のスタニスラウ・ワルドマー・サマータグ大司教が現場に到着することで包囲された約200名の人々は解放された。死者1名、負傷者3名を出した。現地メディア、BBC、ワシントン・ポスト紙などが報じた。またシルヴィオ・バエス補佐司教がハバナ・タイムズ紙の取材に応じている。

 同日、ブラジル政府は「市民社会への暴力増加は容認できない」と非難声明を発表。また米州機構の事務局長ルイス・アルマグロ氏、コスタリカ政府も続いてニカラグアの現状を非難。人権問題として注目されてきたニカラグアの混乱が、いよいよ国際社会の問題となっている。

*画像は「警察と治安部隊の間際で祈る人々」シルヴィオ・バエス補佐司教ツイッターより引用

海外一覧ページへ

海外の最新記事一覧

TO TOP