愛農高校で120回目の聖書研究会 世代を超えて「伝え方」学ぶ 2018年9月21日

 全国で唯一の私立農業高校、愛農学園農業高等学校(三重県伊賀市、直木葉造校長)を1963年に設立し、支援を続けてきた聖霊社の主催する「愛農聖書研究会」が、このほど120回目の節目を迎えた。聖霊社は、農村伝道を志した小谷純一が始めた運動(愛農運動)の一つで、「単に食料を生産するのではなく、良心の覚醒した農業者として生きるにはキリスト教信仰が欠かせない」との教えをもとに、月刊誌「聖霊」を発行してきた。近年では事務局の高齢化が課題となり、今後の体制をどう維持できるかについても協議が続いている。

 2泊3日の「愛農聖書研究会」は、同校の卒業生や信仰を持って農業に携わる農業者、農業に関心を持つ都市部の消費者など、さまざまな関係者が集まって共に聖書を学び、信仰を培う場として年2回開催され、今年で60年目を迎える。数年前から、「継承」の課題を念頭に愛農高校文化キリスト教委員会との共催となり、2日目には高校生も参加できるプログラムが企画されるようになった。

 8月29~31日、同校を会場に行われた研究会では、佐藤全弘氏(大阪市立大学名誉教授)、犬養光博氏(日本基督教団平戸教会牧師)による聖書講話に加え、松谷信司氏(キリスト新聞編集長)が「伝わるコトバの方程式――ユダヤ人にはユダヤ人のように」と題してワークショップを担当。

 他者に魅力を伝えるためのポイント、考え方などを学んだ上で、10代~80代まで幅広い世代の参加者がグループに分かれ、愛農高校をアピールするためのポスター作りに取り組んだ。改めて自身の学び舎と向き合った高校生からは、「農業に恋していいですか?」「恋愛もスマホも禁止だけど、本当のリア充がここにある」「農MUSIC 農LIFE」など、独創的なキャッチコピーも飛び出した。

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