片柳弘史神父『こころの深呼吸』 本屋大賞で授賞式 2018年10月14日

 全国のキリスト教書店員が、最も読んでほしい1冊を選ぶ「キリスト教本屋大賞」(キリスト教出版販売協会主催)。2018年の大賞には片柳弘史著『こころの深呼吸』(教文館)が選出された。

 授賞式は10月2日、大田区産業プラザ(東京都大田区)での「クリスマス見本市&キリスト教ブックフェア」内で行われ、約60人が参加した。

 カトリック宇部教会(山口県宇部市)から授賞式に駆け付けた片柳弘史氏(カトリック宇部教会司祭)は、「今朝、信徒たちに『東京まで本屋大賞授賞式に行ってきます!』と言うと、反応が鈍かった。教会学校の卒業生である本庶佑(たすく)先生(京都大学特別教授)の、ノーベル医学・生理学賞受賞が発表されたばかりだったので、皆さんはそちらの話題で盛り上がっていた。ノーベル賞と比べられると仕方ないですね」とあいさつし、会場を沸かせた。

 受賞作について、「幼稚園、刑務所などでさまざまな悩みを聞く。どう答えていいか分からず神様に助けを求めると、必要な言葉が天から降ってきた。それを凝縮したのが本書」と説明。

 出版の目的については「イエスはどのような宣教をしただろうかと考えた時、貧しい人、困っている人たちに『あなたこそ神の子だ』と優しく言葉を掛けたと思った。これが宣教の出発点で、我々のすべきことも同じだと思い、優しく語りかけるように書いた。読んだ人が、『こんな風に考えていいのか、ではキリスト教とは何だろう』と興味をもってもらえるような本にした」と語った。

 11月末には同氏による続刊『始まりのことば――聖書と共に歩む日々366』(教文館)が発売される予定。

 同賞は今年で8回目。これまで『聖書人物おもしろ図鑑』(日本キリスト教団出版局)、『もっと教会を行きやすくする本』(キリスト新聞社)、『置かれた場所で咲きなさい』(幻冬舎)などが選ばれている。

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