『教えてパスターズ!!』出版記念 オアシス新宿店でWTP公開収録 2018年10月15日

 今年3月、惜しまれながらも放送休止となった朝岡勝(日本同盟基督教団徳丸町キリスト教会牧師)と大嶋重徳(キリスト者学生会==KGK総主事)両氏によるWEB限定トークバラエティ「What the Pastors!!」(太平洋放送協会=PBA=制作)。その放送を書籍化した『教えてパスターズ!!』(キリスト新聞社)の出版を記念する特別公開収録が9月29日、オアシスブックセンター新宿店(東京都新宿区)で行われた(キリスト新聞社主催)。当日は台風24号の接近にもかかわらず、会場は観覧に訪れた人や買い物客でにぎわい、立ち見も出るほどの盛況ぶり。

 放送休止から半年近く経っていたこともあり、久々の収録に「緊張しますね」と和やかな雰囲気でスタート。「書籍化の話をいただいた時は、これは本にならないんじゃないの?」と思ったと朝岡氏。礼拝で寝てしまうことについて、使徒言行録のエウティコ(ユテコ)の箇所から語った章の評判が良かったことから、「礼拝で寝るのはアリかナシか。結論は『アリ』だったかな(笑)。ただ窓際と通路側の席は気をつけましょう」と語ると、大嶋氏も「通路に体が半分出てる人とかいるからね。あと、礼拝中に窓から落ちて死んだら殉教になるのかとか(笑)」と、場内の笑いを誘いながら切れのいい掛け合いを見せた。

 発売後、読者からいわゆる「Q&A本」のように1問1答ではなく、一緒に悩み考え、質問に対して「答えていないのがいい」という感想が寄せられたことについて大嶋氏が、「僕らも『結局答えはこうでしょ?』というのは嫌だった。クリスチャンは答えが分かっていても、その問いを知らないということがある。ちゃんと問うて答えていないから、その答えにちゃんと生きられていない」と語ると朝岡氏も、「信仰とは生きることそのもの。生きるということは、良いことばかりではなく、病気や失恋、悩みもある。そこでどう感じ葛藤したか。問いに対して定番の答えをするだけでなく、信仰のネガティブな事柄にもちゃんと向き合うことがすごく大事。問うことで信仰の枠組みが広げられると、自分が神様を小さく考えていたことが分かる」と応じた。

 最後に大嶋氏は、「この本を通して、ちゃんと悩む、ちゃんと問う、クリスチャンだって悩んでもいいという福音に生きる豊かさが伝わったら」と期待を込めた。

 国内だけでなく海外のリスナーからも放送再開を望む声があるという本番組。今回収録された内容はPBAのサイト(https://www.pba-net.com/web/wtp/)、Podcastから視聴できる。

【新刊】 教えてパスターズ!! 朝岡 勝、大嶋重德

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