オセアニア地域の日本語教会が交流 第2回J2ANZに200人 2018年10月25日

 オセアニア地域の日本語教会が交流を深め、共に励まし合うことを目的としたJ2ANZ(Jesus Japanese Australia and New Zealand、江原信一郎実行委員長)が9月28日から10月1日にかけて、シドニーで開催された。「オセアニア規模で各日本語教会を祈りと交わりの中で励ましたい」との思いから、伝統ある「ヨーロッパキリスト者の集い」のような集まりにしたいとの祈りが実現したもので、2017年(メルボルン)に次いで2回目。参加者は前回の約40人から大幅に増え、シドニーからの約150人を含めオセアニア9都市の日本語教会と日本から総勢200人ほど。

 今回は「幸いな教会」というテーマのもと、共に「辛い教会」と「幸いな教会」との違いについて6人のメインスピーカーが語った。実行委員長の江原氏は、「各教会の牧師及び代表者たちはオセアニア規模でのネットワーキングを実感することができ、牧師たちも共にそれぞれの地域の課題を背負い合い、祈り合うことができたことは、牧会者の大きな励ましにもなった」と振り返る。

 オセアニア地域には、留学生やワーキングホリデーの日本人が毎年多く訪れる。ビザ継続のためシドニーのみならず、オセアニア間を巡り、ファーム労働を経て2年目以降を過ごす、または違う都市に移り住むことも少なくない。そのような状況下で教会へ足を運ぶ非信徒も多いが、1年で顔ぶれが変わることも珍しくなく、来ては帰る人々を受け入れる教会・集会のあり方も課題となっている。日本からは音楽宣教師としてゴン・ミンさん(韓国人プロピアニスト)や内藤容子さん(ゴスペルシンガーソングライター)らも日本語教会を励ますために参加した。

 「シドニーでは普段七つ以上の日本語教会・集会に分散している日本人クリスチャンが、一つの場所に集まり、共に賛美し、スモールグループで信仰の分かち合いをすることで一人ひとりの信仰の励ましを受けました。この4日間で得られた恵みが、来年の開催地(現状未定)で必ず同じように広がって行くことを確信しています」と江原氏。

 来年はブリスベンで行えないか模索中だという。

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