つちだ・まさお　10月26日、老衰のためロヨラハウス（東京都練馬区）で逝去。95歳。通夜、告別式は、以下のとおり。

通夜
・日時： 2018年10月30日（火）19：30～
・場所： カトリック麹町教会（聖イグナチオ教会）主聖堂
・喪主： クスマノ ジェリー（イエズス会上石神井修道院）

葬儀ミサ・告別式
・日時： 2018年10月31日（水）13：30～
・場所： 同上

　1923年東京都生まれ。慶應義塾大学、上智大学卒業、上智大学大学院、慶應義塾大学大学院修了、同博士課程満期退学。文学博士（1990年、慶應義塾大学）。専門は国文学（中世文学）。1959年に上智大学文学部講師に着任、同助教授、教授、特遇教授を経て1993年から名誉教授。図書館長、国文学科長や文学部長などを歴任後、1987年４月から1993年３月まで、第10代学長を２期６年務めた。

　日本カトリック大学連盟会長、日本私立大学連盟副会長、日本私立大学団体連合会副会長、文部省大学設置・学校法人審議会委員や文部省生涯学習審議会副会長などを務め、高等教育の発展に尽力。学長退任後は、藤女子大学・藤女子短期大学（札幌市）学長、雙葉学園（千代田区）理事長を務めた。

　著書に、『衆妙集』（翻刻・解説）（古典文庫・1969年）、『細川幽斎の研究』（笠間書院・1976年）、『細川幽斎事蹟と和歌』（笠間書院・1978年）、『細川玄旨集』（翻刻・解説）（古典文庫・1986年）、『細川幽斎聞書』（翻刻・解説）（古典文庫・1987年）、『続　細川幽斎の研究』（笠間書院・2008年）など。