緑ヶ丘保育園「落下事故」から1年 神谷武宏園長と母親らが政府に要請 2018年12月14日

 沖縄バプテスト連盟普天間バプテスト教会附属緑ヶ丘保育園(沖縄県宜野湾市)に米軍ヘリの部品が落下した事故から1年目を迎える12月7日、「再発防止の徹底を」「子どもの命を守りたい」との願いから関係省庁への嘆願書、署名を集めた母親らが上京し、政府への要請行動を行った。米軍は園の屋根に落下した部品を、軍用機の部品であると認めたものの、飛行中の落下ではないと主張している。

 神谷武宏園長(普天間バプテスト教会牧師)=写真右(撮影:山名敏郎)=は、「自作自演」「教育者として恥ずかしくないですか?」「日本に楯突くならお前が日本国籍を放棄して日本から出て行け!」「沖縄は補助金もらってるのだから我慢しないと」など、事故後に寄せられた誹謗中傷を紹介した上で、監視カメラに写った機体や落下物の目撃証言などがあるにもかかわらず、一向に調査が進展しないことへの憤りを露わにした。

 警察庁、防衛省、外務省の担当者らを前に、母親らは「現状はまったく変わっていないどころか以前よりもひどくなった」「アメリカ人の命も東京都民の命も沖縄県民の命も同じではないのか」「保育園の上空は合意した飛行ルートではない。彼らはルールを守らない。政府はそれを守れとも言わない」と口々に訴えたが、「調査中」「即答できない」「米軍の飛行についてはルート以外の場所を飛んだことだけで直ちに違反だとは言えない。個別具体的な状況に照らして判断すべき」などの答弁が繰り返された。

 同保育園の父母会を中心に結成された「チーム緑ヶ丘1207」は、「事故の原因究明、および再発防止」「原因究明までの飛行禁止」「普天間基地に離発着する米軍ヘリの保育園上空の飛行禁止」を要望している。

撮影:山名敏郎

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