二・八独立宣言、三・一独立運動 100周年の節目にNCCが声明 2019年2月11日

 日本統治下の朝鮮で起きた三・一独立運動から100年を迎えたことを受けて、日本キリスト教協議会(NCC、渡部信総会議長)は1月18日、声明文を発表。「極右的な政治動向」が見られる現代において、三・一独立運動を教訓に課題と向き合う必要があると指摘。今後NCCとして、日韓の和解と平和に務めること、在日外国人との共生社会を目指すことなどを決意として表明した。

 「わたしたち日本のキリスト者は、明治期以降の大日本帝国の歴史が第二次世界大戦の敗戦に至るまで、この東アジアにおいてどのような意味を持っていたのかを、福音に堅く立ち顧みます。そして、大日本帝国による侵略戦争と植民地支配の責任についての信仰告白に改めて立ち帰り、南北の平和統一のために奮闘する朝鮮半島のキリスト者と共に、南北朝鮮と日本の真実の和解と共生の平和をめざし、また日本の平和憲法に基づく民主主義を守り、排外主義的なナショナリズムに抗い、共生の平和を求める宣教の使命を担う道を、平和の主に導かれるように切に祈らずにはおれません」

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