ケズィック・コンベンション 藤本満氏「互いに助け合う連携を」 2019年3月11日

 日本で半世紀以上の歴史を持つ超教派の聖会「ケズィック・コンベンション」が、今年も全国各地で開催された。2月13~15日、大阪市都島区で行われた大阪ケズィック・コンベンションには3日間で延べ3千人ほどの参加者が集まり、青年大会にも約350人が参加した。

 全国の中でも最大規模の、ホテル・ヘリテイジ(埼玉県熊谷市)で行われている「日本ケズィック・コンベンション」には、441人が参加。2日目夜の聖会の講師には、イムマヌエル綜合伝道団前代表の藤本満氏が招かれた。本大会への同教団からの協力は今回が初。藤本氏は説教の冒頭、近年特別に課題に覚えていることとして、献身者が減っているということ以上に、現在の教会の中心世代が85歳を超え出し、信徒数が激減する「2030年問題」を挙げた。同氏が教団の代表を務めていたころも、多くの牧師が病気や引退などの理由で、祈祷会や礼拝が行えなくなる教会が増えていったという。

 「遠くのイムマヌエルに助けを求めるより、近くのホーリネス、JECAの教会に助けを求めた方がいい、というのが私たち教団の方針」「ケズィックのような、一つになって互いに助け合う連携ができていれば」と話した。また対策の一つとして、DVDで視聴できる説教シリーズを作り始めたことも紹介した。

 説教では、ダニエル書を開き、捕囚後、異教の社会で生きるユダヤの民の姿を例に、「ダニエル書や、黙示録の七つの教会の事情を理解できるのは、アメリカやヨーロッパ、韓国の教会でもなく、日本の教会であると思う。第1ペテロのように、小アジア諸地域に散らされた民へと書かれた手紙の本当の意味を理解するのは私たちではないか」と指摘。3章で描かれる、ネブカデネザル王が立てた像の奉献式は、さまざまな民族と文化が混在するバビロニアを統一する政策であり、仏教を国家宗教とした奈良、平安時代や、明治政府以降の天皇制や国家神道に似た国家行事であるとし、拒否した3人に言われているのは、「この像を拝むことは文化や国民性の問題で、個人の信仰のことではない」ということで、私たちの社会も同じことを強要してくると語った。

 また、燃える炉に投げ込まれた3人が持っていた信仰は、「神のみを神とし、他を拝むことをしないこと。神には何でもできるという全能の神への信仰と、もしだめであったとしてもという最善をなす神を信じる摂理的信仰であり、イエスのゲッセマネの祈りと一緒で、神に信頼すること、真実な祈りを捧げること」と語った。

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