同性愛反対の立場を維持 米合同メソジスト教会特別総会で決議 2019年3月10日

 米国プロテスタント主流派では「南部バプテスト連盟」に次ぐ規模の「合同メソジスト教会」(UMC)は、2月23日から26日まで、ミズーリ州セントルイスで特別総会を開催、激論の末、同性愛はキリスト教の教義に反するとの立場を公式に維持することを決めた。

 特別総会最終日の26日には、同性愛に関する立場を地域支部や地域教会が決定することを許可する「一つの教会案」と、同性愛に反対する立場を維持し、規則のより厳格な執行を求める一方、LGBT(性的少数者)支持派の教会には「寛大な抜け道」を提示する「伝統案」の2案について投票が行われた。その結果、「伝統案」が438票対384票で可決された。「一つの教会案」は374票対449票で否決された。

 UMCは、2016年に開催した4年に1回の総会で、同性愛を含むLGBT問題に関してUMCの立場を分析することを目的とした特別委員会の設置を決定、決裂回避を狙いとする提案を検討した。

 同委は「一つの教会案」と「伝統案」を提案し、UMC「監督会」は17年4月、20年開催の次期総会前に、同性愛に関わる議論に限定した今回の特別総会を開くことを発表した。

 UMCは、メソジスト派の教会としては世界で最も大きい。プロテスタントの中でも主流派に位置付けられるが、教派内の神学的、政治的立場は幅広く、共和党のジョージ・W・ブッシュ元大統領が所属する一方で、民主党のヒラリー・クリントン元国務長官も所属している。(CJC)

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