被災者支援センター・エマオ 「感謝する会」で8年の働きに幕 2019年5月1日

 日本基督教団東北教区は被災者支援センター・エマオが活動を終了する3月30日に先立ち、23日、「8年を感謝する会」を東北教区センター(仙台市青葉区)で開催した。ボランティアに参加した教会員や元スタッフら約60人が県内外から駆け付けた。効率性よりも被災者との信頼関係、「スローワーク」と祈りを重視するとの姿勢を貫いてきた同センターは、ボランティアワーカー同士で思いを分かち合う「シェアリング」の機会も設けてきた。2011年の立ち上げ以来、支援活動に参加したボランティアは9千人以上に上り、教派を超えてさまざまなつながりが生まれた。

 上野和明氏(日本基督教団仙台愛泉教会牧師)の司式による礼拝に続いて行われた茶話会では、エマオに携わった元スタッフらが思いを共有した。スタッフとして学生の受け入れを担った学生キリスト教友愛会(SCF)主事の野田沢氏は、支援を始めた当初、どこへ行っても「邪魔だ」「来るな」受け入れられなかったという体験を振り返り、それでも多くの出会いの機会を作ることができたのは「外部のコーディネートと地域のコーディネートがしっかりと手を取り合っていけたから」と改めて関係者に謝意を表した。

 日本基督教団東北教区議長の小西望氏(同教団仙台北教会牧師)は、「支援センター・エマオの働きはこの3月で閉じるが、数万人もの人にあるエマオの記憶、思い出は、これからも生きて働き続ける。一人ひとりに灯された『エマオ』という働きがこれからも役立てられていくことを祈り求めていきたい」と今後の展望を語った。

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