核兵器廃絶に向け宗教者と国会議員が共同提言 2019年5月11日

 世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会(植松誠理事長=日本聖公会首座主教)は4月25日、衆議院第二議員会館(東京都千代田区)で、核軍縮・不拡散議員連盟(PNND)日本と、「核兵器廃絶に向けた共同提言文」を発表した。

 これは、29日からの核不拡散条約(NPT)再検討会議の第3回準備委員会を前に、世界で唯一の戦争被爆国である日本の国会議員と宗教者が、核兵器のない世界に向け、さらなる危機感をもって協働していくことを確認するもの。核保有国ならびに核の傘依存国が推進している核抑止論の信憑性について、幅広い議論が行われることを期待し、そのために国会議員と宗教者が率先してこの課題を検討する対話の場を作り出すことに努力しなければならないと提言。核抑止論を支える根底的な問いとも言える「国家存立にかかわる窮極的な状況」における核兵器使用の問題についても真摯な議論が必要との考えを示した。

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