日本聖書協会 現役職員が懲戒処分の無効訴え提訴 2019年5月24日

 日本聖書協会(大宮溥理事長)に勤務する現役職員の鈴木淳之介氏が4月22日、個人のSNS上に内部の出来事を「主観的に批判、中傷、揶揄し」、同協会の「信頼を損ねた」ことを理由とする減給処分や、「合理性のない」人事異動は不当だとして、同協会を相手取り、懲戒処分の無効と未払い残業代の支払い、渡部信総主事による不法行為(いやがらせ)への損害賠償などを求めて東京地方裁判所に提訴した。

 訴状によると原告は、SNS上の書き込みについて、「公開範囲が限定されており、記載内容も個人的な感想を記載したものに過ぎないことに加え、当該記載内容から誰を指しているのか特定することが容易ではない」「表現の自由の範囲内として許容されるもの」であり、懲戒・減給処分は客観的合理的理由を欠くと反論。「業務上の必要性が認められない私的領域への過度な立ち入り」「行き過ぎた違法な処分」であり、「事実上不服申し立てを行う機会を奪われた」と処分の不当性などを訴えている。

 提訴に先立ち、原告が東京地裁に労働審判申し立てを行い、協会側に一部支払い命令の審判が下されたが、協会はこれを不服として異議申し立てを行ったため訴訟に移行した。第1回期日は5月24日。口頭弁論は来月以降に行われる見通し。

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