全国教会婦人会連合 全国集会に900人超 50年の歩み振り返る 2019年6月24日

 日本キリスト教団全国教会婦人会連合(横山ゆずり中央委員長)は6月7、8日の両日、幕張メッセ国際会議場(千葉市美浜区)で「愛と真理に生きるとは――ヨハネによる福音書に聴く」を主題とする50周年全国集会(渡辺多恵子準備委員長)を開催した。北海道から沖縄まで、全国から900人を超える参加者が一堂に会した。

 初日、開会礼拝に続く50周年セレモニーでは、国内外の11教会婦人団体から教派を超えてゲストを迎え、50周年の歴史を映像で振り返った。続いて「聖書から聴く平和」「教会・伝道」「環境・子ども」「世界との連帯」「老いと祝福」の五つの分科会に分かれ、ディスカッションが行われた。2日目は篠浦千史牧師(日本基督教団さや教会)による主題講演のほか、子どもたちによるキッズ賛美、グループに分かれての分かち合いが行われ、閉会礼拝で幕を閉じた。

篠浦千史牧師による主題講演

 参加者のうち20~40代は約50人。9歳の息子と一緒に参加した川嶋春奈さん(日本基督教団銀座教会員)は、「受洗してまだ間もないので場違いな気がしていたが、女性の集まりの力強さに圧倒された。同世代のクリスチャンと出会えて嬉しかった」と話す。子どもプログラムを満喫し「また行きたい」と言う息子とも、それぞれの感想を共有したという。

 全国集会はこれまでもたびたび開催されてきたが、今回は有職者や子育て中の信徒も参加しやすいよう日程を調整し、若い世代に向けた講演も実施された。前中央委員長(第25期)の長島恵子さんは「全国教会婦人会連合は、一教会内に留まらず、共に生きることこそ教会のあり方だと信じ連帯を大切に歩んできた。一つの教会が全国につながるだけではなく世界にもつながっている連帯を実感し、共に神のみ名を賛美できたことは大きな喜び。閉会礼拝での聖餐式=写真右上=では主にあって一つとされていることを覚えることができ、新しい時代へ希望を持って歩み出す力が与えられた」と振り返った。

壇上であいさつする国内外11教会婦人団体からのゲスト

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