イエズス会総長が11年ぶり来日 上智大学で特別講話 2019年9月1日

 上智大学(曄道佳明=てるみちよしあき=学長)は7月31日、イエズス会総長のアルトゥロ・ソーサ氏=写真左から2人目=を招いた特別講話を同大学(東京都千代田区)で開催した。イエズス会総長の来日は11年ぶり。

 ソーサ氏は1948年、ベネズエラ生まれ。66年 イエズス会に入会。ベネズエラ中央大学で政治学の博士号を取得後、96年から2004年までベネズエラ管区長、2014年から総長顧問、ローマのインターナショナル・ハウス代表を歴任。2016年から第31代総長を務めている。

 上智大学の関係者など約350人を前にソーサ氏は、世界最大の教育機関を擁するイエズス会の役割について強調。「知的使徒職」の目的を「ソフィア(知恵、叡智)そのもの」とし、「世俗主義と宗教・イデオロギー原理主義の緊張下にある現代において、大学は対話によって理解を深め、人間の自由を満喫できる特権的な場。上智大学はイエズス会と共に福音による希望と複雑なミッションを分かち合う共同体である」と述べた。

 講話の後、曄道学長、佐久間勤氏(上智学院理事長)を加えて対談も行われた。日本のクリスチャン人口が1%未満であることについてソーサ氏は、「『カトリック』は普遍性を意味する。国家、言語、文化、民族を超え基本的なヒューマニズムを包含している。カトリックの教育はカトリック教徒だけのものではなく、人類全体のためのもの。キリスト教はアジア全体から見れば少数派だが、自らの信仰を提案するチャンスであり、すべての人に奉仕するという証しにもなる」と答えた。

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