天皇代替わり儀式に関して 福音ルーテル教会が抗議と要望 2019年10月21日

 日本福音ルーテル教会常議員会は10月4日、安倍晋三首相に対し、声明「天皇代替わり儀式に関する抗議と要望」を発表した。

 まず、先般行われた「退位礼正殿の儀」「剣璽等承継の儀」「即位後朝見の儀」等が、日本国憲法の理念に反する形で行われたことに抗議し、これらが①国家神道時代の旧皇室典範・登極令に即したものであること、②宗教的祭具である「三種の神器」を用いた「退位礼正殿の儀」「剣璽等承継の儀」を国事行為として行うことは憲法20条に違反すること、③「即位後朝見の儀」が臣下が天子に拝謁することを意味する「朝見」という形式をとっていること、④これらの儀式に公費が用いられたことは憲法89条に違反することを指摘した。 

 また、「即位礼正殿の儀」と「大嘗祭」も同様に憲法違反であり、前者は国民主権の精神をないがしろにするもの、後者はかつて大日本帝国が国家神道によって国民を統合し、天皇を頂点とするアジア支配を目指して行った侵略戦争を正当化する危険をはらむものであると指摘。「大嘗祭」をはじめ、神道儀式を含む天皇代替わり儀式への公費支出の中止と国の関与の取りやめを要請した。

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