英ウェストミンスター寺院で750周年記念礼拝 エリザベス女王出席 2019年10月23日

 英国の首都ロンドンにある英国国教会(聖公会)のウェストミンスター寺院で10月15日、同寺院の750周年記念を祝う礼拝が行われた。ジョン・ホール首席司祭が礼拝を導き、エリザベス女王のほか、チャールズ皇太子の妻カミラ皇太子妃らが出席した。

 現在の寺院は1269年10月13日、ヘンリー3世の臨席の下で聖別された。寺院はもともと、エドワード懺悔(ざんげ)王によって1065年に、ロマネスク様式の修道院として建設されたが、ヘンリー3世が現在のゴシック様式へと大改修した。礼拝は、大改修750周年を記念するもの。

 11月に引退するホール氏はメッセージで、宗教学校、特にイスラム教の学校に対する政府の支援拡大を要望。支援の拡大は、人種や宗教の融和を促進するとした。

 またホール氏は、「過去1世紀以上にわたり、宗教は徐々に衰退し、時代遅れになると、多くの人が声高に予測している。わが国も世界も、敬虔さや宗教の束縛から徐々に解かれていくと一部の人は見ている。しかし、その証拠は見当たらない」と述べた。(CJC)

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