沖縄で宗教者平和会議 「軍事同盟も基地もなくそう」 2019年10月26日

 日本宗教者平和協議会(荒川庸生代表理事)は10月21~23日、沖縄県内で日本宗教者平和会議を開いた。

 初日の会議で遠藤教温(きょうおん)氏(日蓮宗本立寺住職)は、「9条改憲を許さず、侵略戦争、植民地支配の加害の責任を自覚し、沖縄のたたかいに学び、連帯を」と呼びかけた。次いで「島ぐるみ宗教者の会」から谷大二(カトリック名誉司教)、岡田弘隆(真言宗長谷寺住職)の両氏が取り組みを報告。谷氏は映像を使いながら非暴力による抵抗運動について報告し、「勝つ方法は諦めないこと」と強調した。最後に、全国から集った40人の参加者が「被爆75年・2020年にむけ宗教者の役割を果たしましょう」「日韓関係を憂い、近隣諸国との友好を求めるアピール」の決議文を採択した。

 翌22日には辺野古へ向かい、キャンプシュワブ・ゲート前や辺野古漁港、瀬高、汀間漁港などを見学。夕方には宮古島へ移動し、日本基督教団宮古島教会牧師の坂口聖子氏から「沖縄の小さな島から『宮古島』のいま」と題する報告を受け、弾薬庫着工やミサイル配備などで危険にさらされている実態と、ミサイル基地建設が進められている現状を共有した。

 23日の早朝には、保良(ぼら)のミサイル弾薬庫建設阻止行動に参加した後、陸上自衛隊宮古島駐屯地ゲート前で念仏、題目、賛美歌など諸宗教の祈りをささげ、「軍事同盟も基地もなくそう」と訴えた。

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